不動心の養い方(勝海舟流)

不動心を養う方法について、勝海舟の氷川清話を読みました。

勝海舟は20回ほど敵の襲撃を受け、生死の境を彷徨うような死線をくぐり抜けてきました。

ですが結局殺されることはなく、77歳で天寿を全うするまで暗殺されることはありませんでした。

そんな勝海舟のメンタルは強靭で、ある時刀で向かってきた敵に対して、「切るなら綺麗に切れ、おとなしくしていてやる」とまたある時は、敵が刀で勝に襲いかかる時に、「その刀は天井の引っかかるよ」と相手の意表をつく事を言い、余裕の態度で望んでいました。これにより相手も戦意を失いました。

とんでもない胆力を持っていました。もちろん勝海舟だけでなく、昔の人は特に武士は武士道で死も恐れる胆力を持っていた人は多かった。

今の人にはなかなかないものなのではないかと思っています。

またある時、勝海舟は熱病を煩い血を吐いていたり死にかけるも、どうせ死ぬなら船の上と死にかけてる中で船に乗り込むなど
、とんでもなく強心臓な人でした。

なぜこのような不動心を養うことができたか、本人の言によると自身の胆力は剣術とは禅により養われたものだと言っていました。

剣術と禅ですね。
日中は剣術の修行を師匠に教わり、それが終わって夜になると山奥の暗い中ひたすら座禅をするんですね。

もちろんこれも確か、ほぼ服も着てないような状態で冬とかもやるんです。

坐禅をして朝までずっと一晩中やるんです。
で、朝になったら剣術の修業してそれ終わったら禅の修行朝までを何年もエンドレスにやり続けたんです。

これにより凄まじい胆力が養うことができたと、本人の言がありました。

また修羅場屋大事にあたっては、ねじれるものならねじってみろという心構えで常にいたと。

それにより余裕を持って大事に向かうことだできたと。

また病気に関しても気力だと。健康は気力からくるものだという強い意志があり、気を養うと少しぐらい体調悪くても気合で何とかすると。この心構えが重要だと。

これらのように語っていました。
私自身の経験で言うと、私は10年以上格闘技をやっていましたが確かに度胸はついた実感はあります。

格闘技に限らず、かなり勇気のいることに
チャレンジしたりすることで胆力が養われる気がします。今までやってなかったことをするとか。男なら身体を鍛えるといいかもしれませんね。

また、坐禅については本格的なものじゃなくても普段から瞑想を習慣にすることはできます。

上述した、勝海舟の「ねじれるものならねじってみよという気で大事に挑む」言葉も
殺せるもなら殺してみろと、命を捨てる覚悟で挑む心構えだと思いました。

命を捨てる覚悟があれば、多少の事はビビらない。

また、病気に対する不安とか、少し調子悪いと心が落ち着かなくなったりすることが私もよくありました。しかし、勝海舟のいう気力が大事だという心構え、気合で吹き飛ばすと思うと確かに体調不安は激減されました。

これが、勝海舟不動のメンタルの養い方法です。ご参考まで。
思想のバックボーンには陽明学があるみたいです。

以上